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人数カウンターの手法とは?
~手動から自動まで、その違いを簡単解説~
公開日:
人数カウントのシステム(ピープルカウンター、トラフィックカウンター)の手法について、安価な手動カウンターやスマホのカウンターアプリ、自動カウントシステムまで、それぞれの手法のメリット・デメリットをご説明します。
■店舗分析の基本のキは来客数の把握
商業施設やテナント店の成功には、来客数の把握は欠かせません。
来客数を正確に把握することで、店舗のにぎわいを定量的に把握できるだけではなく、得られたデータを読み取って、商品の配置や陳列の最適化、プロモーションやイベントの効果測定などにも活用できたりします。
データからお客様の”気持ち”を推測することで、より良いサービスを提供し、ひいては満足度を高めることにつながってくるのでしょう。
来客数を正確に把握することで、店舗のにぎわいを定量的に把握できるだけではなく、得られたデータを読み取って、商品の配置や陳列の最適化、プロモーションやイベントの効果測定などにも活用できたりします。
データからお客様の”気持ち”を推測することで、より良いサービスを提供し、ひいては満足度を高めることにつながってくるのでしょう。
■来店客数をどうやって把握?
では、来客数のカウントには、どのような方法があるのでしょうか?
最もシンプルなやり方は「人手で数える」ツールやスマートフォンのカウンターアプリですが、多く利用されている方法として、「防犯カメラ」の人数検出機能や、センサーやカメラ画像処理による「人数カウンター」などがあります。
最もシンプルなやり方は「人手で数える」ツールやスマートフォンのカウンターアプリですが、多く利用されている方法として、「防犯カメラ」の人数検出機能や、センサーやカメラ画像処理による「人数カウンター」などがあります。
1. 手動カウンター(数取器・スマホアプリ)
最も一般的な人数カウンターといえば、”カチカチ”とも言う数取器です。
これはほぼ説明不要ですね。
シンプルで、誰でも使え、しかも超ローコストという点においては他の方法を寄せ付けません。
スマートフォンのアプリの場合、手動でカウントをしつつ、データは専用サイトにアップロードされる利便性もあります。
これはほぼ説明不要ですね。
シンプルで、誰でも使え、しかも超ローコストという点においては他の方法を寄せ付けません。
スマートフォンのアプリの場合、手動でカウントをしつつ、データは専用サイトにアップロードされる利便性もあります。
手動は徐々に誤差が発生!?
問題は”人がおこなう”という点です。
①スタッフの負担
スタッフが常に計測をしないといけないため、忙しい場合、カウント作業が負担となり、効率が低下するかもしれません。
②人的ミス
数え間違いやダブルカウントなど、スタッフが疲れている場合にどうしてもミスのリスクがついて回ります。こればかりはどうしようもないですね…。
③リアルタイムのデータ収集が難しい
手動の人数カウンターでは、リアルタイムでのデータ収集や分析も難しく、早い判断が必要な店舗運営では不利といえるでしょう。
④コストとリソースの問題
手動カウンターはとにかく低コストですが、カウント作業は人手が不可欠ですので、省人運営下においては合理的な手法ではないかもしれません。
2. カメラ映像によるカウント
AI処理で人物を特定するカメラや、画像内に疑似的にラインを設定し、そのラインを通過すればカウント、つまり赤外線センサー方式をカメラ画像内で行うというものまであります。すでについている防犯カメラのオプション機能を追加して活用することもできます。
ここで大事なポイントがあります!
人数カウントの目的は、来店者数をしっかりカウントし、データ分析や販促企画施策、MDへの反映などを進め、売上向上、顧客満足向上に繋げることにありますが、重要なのはその”計測精度”です。
ここで大事なポイントがあります!
人数カウントの目的は、来店者数をしっかりカウントし、データ分析や販促企画施策、MDへの反映などを進め、売上向上、顧客満足向上に繋げることにありますが、重要なのはその”計測精度”です。
設置の仕方で正確性が変わる?
機器の設置には大きく2つの方法があります。
天井から測定する画像センサーだとほぼすべての人を検知しますが、斜めから撮影するカメラシステムの場合、連なって来店された際に人の影に入ってしまうと、カメラが撮影するエリアの問題で正確なカウントができなくなります。
精度は天井付けの画像センサーシステムに比べて劣ってしまいます。
設置したあとからは変えるのは大変ですので、システム検討時にご注意くださいね。
天井から測定する画像センサーだとほぼすべての人を検知しますが、斜めから撮影するカメラシステムの場合、連なって来店された際に人の影に入ってしまうと、カメラが撮影するエリアの問題で正確なカウントができなくなります。
精度は天井付けの画像センサーシステムに比べて劣ってしまいます。
設置したあとからは変えるのは大変ですので、システム検討時にご注意くださいね。
3. 専用のセンサーシステムでカウント(おすすめ)
精度の差が施策に影響
画像センサーシステムは、手動カウンターの問題点、カメラ映像によるカウント精度の懸念点をクリアできる方法です。特に方式による精度差は重要な要素です。
例えば、未購買者率(直帰率)を出す場合、
実際100人来店でのカウント値は、
システム(A)の精度97%の場合…97人
システム(B)の精度50%の場合…50人
POSデータから購入者が30人だった場合
買わなかったお客様は、
[来店カウント値]-[購入者30人]=(A)67人(B)20人
なんと3倍以上の差ですね!
このように測定精度によって分析結果が大きく違ってくるのはお分かりいただけたかと思います。
人数カウンターは、店舗の正確な状況把握から売上アップにつなげるための改善を行うためのデータツールになりますので、
この計測精度だけ見ても、天井に設置する専用の人数カウントセンサーシステムがお勧めの理由なんです。
この計測精度だけ見ても、天井に設置する専用の人数カウントセンサーシステムがお勧めの理由なんです。
■人数カウントセンサーとは
店舗の管理指標を自動収集
当社の人数カウントシステムは自社開発の高精度センサーを入口や通路の天井に設置し、通行する人々を方向別にリアルタイムに自動でカウントします。
来場者数の計測のみならず、「滞留(滞在)人数」「平均滞留時間」や、入店率の算出に大事な「店前通行量」などを自動的、定量的に把握することが可能になります。
クラウド対応型は、コンセントから電源をセンサーに供給するだけで、来客数カウントデータが可視化されます。また、初期投資不要ですので、設置・コスト面でも有効なモデルでしょう。
来場者数の計測のみならず、「滞留(滞在)人数」「平均滞留時間」や、入店率の算出に大事な「店前通行量」などを自動的、定量的に把握することが可能になります。
クラウド対応型は、コンセントから電源をセンサーに供給するだけで、来客数カウントデータが可視化されます。また、初期投資不要ですので、設置・コスト面でも有効なモデルでしょう。
レンタルで短期での活用も可能
例えば、POPUPストア、展示会、催事などの短期間の費用対効果を図るには、この自動化による人数カウンターのレンタルが最適です。
当社でもレンタル利用プランもございますので、お気軽にご相談ください。
当社でもレンタル利用プランもございますので、お気軽にご相談ください。
肝心の精度は?
当社の人数カウントシステムの場合、ベクトル焦点法(世界特許保有)による形状認識処理技術により、人の形状を認識し、動きを識別します。多数の顧客が同時に往来するような場所においても、最高水準の精度 (97%以上)で正確にカウントします。
なお、画像データは機器内で処理され、個人情報に関わる画像は保存せず、カウントデータのみをサーバーに送信する仕組みを採用しているため、プライバシー保護も万全です。
【まとめ】 単に来客数カウントか、カウントデータを活かした改善か
-
人数カウンターには主に3つの手法
✅手動のカウンター
数取器・カウンターアプリ
✅カメラシステム
防犯カメラ・専用のカメラを使う
✅専用の画像センサーシステム -
手法それぞれのチェックポイント
✅来店数が多いか
✅スタッフは十分か
✅天井に設置できるか
✅精度は重要な決め手
✅来店数だけか、データ分析か
【ご案内】技研トラステムの人数カウントシステムとは
人数カウントシステム、ピープルカウンターは、人材不足の背景から省力化・DX化の取組として、商業施設を中心に広がりを見せています。
技研トラステムでは、センサーシステムによる人数カウントシステムを商業施設から公共施設、交通機関まで幅広く国内外に延べ10万か所以上に設置しています。ご興味お持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご相談ください。