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自治体・商業施設向け
通行量調査とは?
自治体・商業施設が押さえるべき手法とデータ活用の新常識

公開日:

 
人や車がどれだけ行き交っているのかを把握する通行量調査は、
自治体のまちづくりや商業施設の運営において、意思決定の根拠となるデータを取得し活用するための取り組みです。

近年は、EBPM(Evidence Based Policy Making:証拠に基づく政策立案)の浸透や商業施設の運営高度化により、
「通行量を把握すること」だけでなく、「継続的に分析・活用すること」が求められるようになっています。

しかしその一方で、多くの現場では依然として人手による実測調査が中心であり、コストや継続性に課題を抱えています。
本記事では、通行量調査の手法やメリット・課題を整理したうえで、自治体と商業施設それぞれの活用方法を解説します。

通行量調査とは?

人流データとは?
通行量調査とは、歩行者・自転車・車両などの交通量を計測し、地域や施設の利用実態を把握する調査です。

取得したデータは幅広い用途で活用されています。
  • 市街地活性化の評価
  • 道路整備や再開発計画
  • 商業施設、店舗の出店計画や集客分析
  • 駐車場や駐輪場の利用実態把握
  • 来訪手段の分析

特に近年は「肌感覚」ではなく「データ」に基づく意思決定が重視されるようになり、通行量調査の重要性はさらに高まっています。

通行量調査の主な手法

  内容 メリット 課題
 ①人手による実測調査
調査員が現地でカウンターを
使い手動で計測する方法
• 導入が容易
• 観察内容を柔軟に変更できる
• 来訪手段などの確認も可能
• 人件費が高い
• 長期間の調査が難しい
• 調査員によるばらつきが発生
• 単発データになりやすい

 ②センサやカウンター 
  による計測
赤外線や各種センサを
利用する方法
• 自動計測
• 長時間計測が可能
• 詳細な分析が難しい
• 設置場所に制約がある
 ③AIやデジタル技術を
  活用した調査
画像解析や人流データなどを
利用する手法
• 継続的なデータ取得
• 高精度な分析
• 多地点比較
•デジタル知識が必要ゆえの、導入や運用のハードル

「自治体」における通行量調査の価値

EBPMの実践に欠かせない基礎データとして

通行量
自治体における通行量調査の最大の価値は、EBPMを支える客観的なデータを取得できることです。例えば、

  • 歩行者空間整備
  • 社会実験
  • イベント開催
  • 公共交通施策
  • 中心市街地活性化事業

これらの施策は、「実施した」ではなく、「どれだけ効果があったのか」を検証する必要があります。その評価指標として、歩行者通行量や交通量は非常に重要な意味を持ちます。

市街地活性化の効果を可視化できる

市街地活性化事業では
  • 人が増えたのか
  • 滞在時間が伸びたのか
  • 回遊性が向上したのか

を定量的に把握する必要があります。
しかし年に1回の実測調査だけでは、季節変動や曜日差を考慮できません。継続データがあれば、
  • 施策前後の比較
  • 過年度比較
  • エリア比較

などが可能になります。

来訪手段や駐車場需要の把握にも活用

近年は単なる歩行者数だけではなく、

「自動車や自転車での来訪状態」「駐車場利用状況」「公共交通の利用」
 
などのデータも、地域の交通施策や駐車場整備計画の検討につながります。

「商業施設」における通行量調査の価値

施設運営の精度を高める

商業施設では、「何人のご来館だったのか」を運営指標として活用されています。
更なるお客様行動の把握で重要なのは、
  • どの方面から来られたのか
  • どの入口を利用したのか
  • 駐車場や駐輪場を利用したのか

といった来訪に関する行動データです。

売上との相関分析が可能になる

 例えば、
 • 周辺の通行は増えているように思うが来館数が伸びていない
 • 特定エリアからの入店が多い/少ない
 • 平日と休日で動線が異なる

といった課題分析は、通行量データが活用できます。
売上だけでは見えない施設の課題を把握できることが大きな価値です。

テナント計画や販促の判断材料になる

継続的な施設外周の動線(通行量)データがあれば、
  • イベント効果の測定
  • 空区画価値の評価
  • 販促施策の検証

などにも活用できます。

つまり人数カウントシステムによる「入退店データ」に加え、施設周辺の通行量データも「経営データ」として活用できるのです。

通行量調査の課題は「調査そのもの」

 多くの自治体や商業施設が抱える通行量調査・交通量調査には共通の課題があります。

それは、「通行データは欲しいが、調査を何日も継続して続けられない…」ということです。

人手調査ではコストがかかり、 高度な人流分析では運用負荷が高い。
その結果、単発調査のレポートで終わってしまうケースが少なくありません。

推計ではなく「実測」データが重要

モバイルデータによる人流データもさまざまな情報として活用されていますが、データとしては「推計値」であることが利活用するうえでの注意点とされています。
国土交通省による資料「人流データ利活用事例集2025」においても、モバイル人流データを導入した自治体から、データは推計値であるがゆえ、施策立案への活用には注意することが必要とコメントされています。

また、商業施設や商店街でも実態の把握には実測での精度の重要性を感じておられるケースが増えています。
仙台市クリスロード商店街様の導入事例インタビュー 

「通行量データサービス PASSER-TRAFFIC」が実現する新しい通行量調査

そこで注目されているのが、継続的に活用できる実測の通行量データサービス 「PASSER-TRAFFIC」です。

PASSER-TRAFFICのポイント

通行量データサービス PASSER-TRAFFIC 計測イメージ
① 手軽に始められる
複雑な調査設計や機器運用なしで、通行量データを取得できます。

② 継続データによる比較分析
単発調査ではないので、
 [月次比較][年次比較][地点比較]などが可能になります。
EBPMや経営判断に必要な継続データを確保できます。

③ 市街地・商業施設の双方で活用可能
自治体では市街地の活性化評価。商業施設では集客や運営改善。
同じ通行量データでも、それぞれの目的に応じた活用が可能です。

④ 「実測データによる活用」へ
意思決定に必要な「実測の通行量データ」を「継続的に提供するサービス」という考え方で設計されています。

まとめ

通行量調査は、自治体のEBPM推進や市街地活性化、商業施設の集客改善において欠かせない基礎データです。
しかし、単発の実測調査だけでは十分な分析や比較が難しくなっています。
これから求められるのは、
• 継続的に取得できること
• 比較できること
• 誰でも活用できること
です。

PASSER-TRAFFICは、その実現を支援する新しい通行量データサービスとして、自治体・商業施設双方のデータ活用を支えます。



 

【ご案内】技研トラステムの「通行量データサービス PASSER-TRAFFIC」とは

通行量データサービスは、市街地や商業施設周辺の交通量調査やスポット的な人流・通行量計測に、コスト高や人材不足の背景から省力化・DX化の取組としてご利用いただいています。

また、技研トラステムでは、通行量計測以外に、独自の高精度センサシステムによる人流カウントシステムを商業施設から公共施設、交通機関まで幅広く国内外に延べ10万か所以上に設置しています。ご興味お持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご相談ください。