会社情報

沿革-製品の歩み

ストーリー

『はじまり』

きっかけは些細な会話からでした。
ある百貨店の入口で、受付の女性が来店客を一人一人手動カウンターで数えているのを見かけ、その理由を知り合いの店員に尋ねました。
日々の来店客数を把握し、マーケティング施策や売上予算達成のためにデータが必要だ、と彼は教えてくれました。

しかし実際には、業務負担が大きいうえに受付中にカウントできないためデータの信頼性が低く、結局は直感や感覚に頼るしかない状況が続いている事を悩んでいる様子でした。

そんな状況を残念そうに話す姿を目の当たりにし、私たちの技術で貢献できることはないかと考えました。

他の店舗や業界でどのような方法が取られているのか調査したところ、ニーズを満たす製品が市場には存在しないことがわかりました。

『なければ、つくればいい』

当社は独自に客数をカウントする方法の開発に取り組むことを決意し、試行錯誤を繰り返した結果、世界初となる人数カウントシステムを完成させます。

当初は感圧センサを用いた床面に設置を行う、大掛かりなものでしたが、入店と退店とを判別し入店のみをカウントできる、当時としては画期的なシステムでした。
これにより施設の入店客数を数値化し、正しい認識と問題点の明確化が可能となりました。

これは、お客様の課題を解決するために、当社ができることは何かを常に考え、挑戦し続ける姿勢が生んだ技術革新でした。 

『お客様とともに』

この開発の経緯は、私たちがお客様の声に耳を傾け、課題解決に努める姿勢を示す貴重なストーリーです。
それ以降、私たちはこの技術をさらに磨き上げ、お客様から信頼を得られるよう努めてまいりました。

今では、当社の人数カウントシステムは多くの商業施設や公共施設で活用され、マーケティング、店舗分析、イベント計画、施設管理、人員配置、エネルギー使用効率化、省人化対策など、お客様の様々な課題やニーズに対応し、より快適な社会づくりに貢献しています。

これからも新たな挑戦を続ける当社の姿勢が、お客様とともに成長し続ける原動力となることを信じています。


沿革

詳細
1966年 技研トレーディング創立
日米欧の新技術、特許製品を輸出入するビジネスを開始。技術と研究をトレードする事から技研トレーディングと命名。
 
1973年 圧力センサを用いた防犯機器警戒管理装置(商品名:レーダーガード)  
1976年 人数計測事業を開始
圧力センサを用いた入場者計数装置(商品名:パッサーデュアルカウンター)を開発
 
1978年 近赤外線を用いた通行者計数装置(商品名:パッサーデュアルカウンター)を開発  
1986年 人数で空調制御を行う、パッサーエア—システムを共同開発
1993年 赤外線測距を用いた通行者管理システム(商品名:パロス)を開発  
1994年 バス乗客計数システムを開発  
1995年 駐車台数管理センサ(商品名:PALOS-PK)を開発  
1996年 技研トラステム株式会社に社名変更  
1997年 画像解析方式(世界特許)での人数計数システム(商品名:パロッシー)を開発  
2001年  客数調査システム(商品名:TRAFIX RESEARCH)を開発  
2003年 画像解析方式を用いた客数情報システム(商品名:PASSER-NET)を開発
8方向を一つのセンサで検出、多方向同時計測システム
 
2009年 WEB型客数情報アプリケーション(商品名:IWPRO)を開発  
2011年 男女・年齢層分析システム(商品名:デモグラフィック フェイシア)を開発  
2012年 海外市場向け、客数計測センサ(商品名:PALOSSIE AIO)を開発  
2013年 乗降客センサ(商品名:パッセンジャーカウンター)を開発  
2017年 人流調査クラウドサービス(商品名:TRAFIXクラウド)を開発、提供開始
2018年 客数情報クラウドサービス(商品名:パッサークラウド)を開発、提供開始  
2022年 店内顧客行動クラウドサービス(商品名:TRASTREAM)を開発、提供開始
 
2023年 男女年齢層分析システム(商品名:AIO-FX1)を開発、提供開始  
2024年 情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO27001の認証を取得